今年もM1グランプリが開催されましたね。例年通り熱く激しい大会だったなあと思います。個人的には、昨年のM1からエバースをずっと応援していたのでうれしい気持ち半分、悲しい気持ち半分といったところでしょうか。さて、今回はM1グランプリ2025の各組を覚えている限り解説していけたらなあと思います。ウエストランドの井口さんがこのブログを読まないことを祈っています。まあ読まないか。
1組目 ヤーレンズ
3年連続で出場のヤーレンズ。今年はトップバッターとして登場しました。お笑い好きには周知の事柄ですが、賞レースにおけるトップバッターというのは不利だと言われ続けていました。トップバッターで点数を高くつけすぎてしまうと後の組でさらに面白い組が出てしまった場合、天井(M1の場合は100点)にぶち当たってしまう可能性があるからです。そのため審査員は、1組目をその回の基準として点数をつけることが多いとされています。100点出せばいいじゃん?と米屋は思うかもしれませんが、今までのM1で100点をつけたのはたった1回(2009年笑い飯←島田紳助)のみです。正直めっちゃつけづらいと思います。100点をつけないにしても、高得点ばかり出す審査員ってなんか逆にあれ?ってなりませんか…?例年だと87~93点ぐらいをつけるのがベターなのかな~と見ていて思ってました。
そんな1組目ですが、昨年、一昨年の令和ロマンの影響でM1におけるトップバッターの印象はだいぶ変わっていたように思います。不利だ、不利だと言われていた出順で2年連続優勝していますから。実際にめっちゃ得点は高かったです。このまま最終決戦行くんだろうな、と普通に思いました。ネタですが、去年、一昨年はコント漫才方式だったと記憶しています。握り海峡飯景色めっちゃ笑いました。座って立つも大好きです。今年はしゃべくり漫才できましたね。これもめっちゃ面白かったです。内容としては楢原さんの結婚について。今までのコント漫才ではキャラを入れながら楢原さんワールドを作る、みたいな感じでしたが、今回はそのままの楢原さんを見させてもらった感じでした。平場のヤーレンズを見てるみたいでした。今回私が好きだったボケは「さかなへんに青って書いてマジ→アジだろそれ!→サバでした~」です。得点は843点。平均で93.67点。最終順位5位。トップバッターとしては異常な高得点でした。来年も上がってきてほしいですね。
2組目 めぞん
2組目は決勝初進出のめぞん。筆者のSAKAMOTOは大阪の劇場でよく見させてもらってました。吉野さんが森ノ宮の劇場に遅刻してきて平謝りしてました。(笑)吉野さんは各動画配信プラットフォームで人気の【板橋ハウス】の一人としても名が知れていますね。相方の原さんは音楽に精通していると記憶してます。YouTubeで音楽を出したりしてた気がします。たぶん。
めぞんとしてはいい出順で出られたのではないかと思います。ネタの内容ですが、コント漫才のなかでストーリーを進めていき、見ている人を引きつけつつ、笑いを混ぜながら展開していくなかで終盤のどんでん返しを繰り広げる、そんなネタでした。私が実際に見たネタもそんな感じだったと思います。そのときも恋愛系でした。お二人は恋愛マスターなんでしょうか?コンビ名もめぞんですしきっとそうなのでしょう。私にも教えてください。
さておき、ネタ解説の続きです。原さんが彼氏役をやってもらうのを頼まれた、というネタでした。吉野さんの言うこと、分かる分かる。と思いながら進んでいくと突然の展開。何が起きているか分かりませんでしたね。めぞん独特の世界が作れていたんじゃないかなと思いました。得点は820点。平均で91.11点。最終順位10位。私が思っていたよりかなり低めな印象でした。構成の秀逸さと演技力の高さが、笑いより関心や共感、驚嘆に傾いてしまったのかな?というのが個人的な印象です。とはいえこれはめぞんの持ち味。競い合う場ではないいわゆる寄席では実力が存分に発揮されるコンビだと思いました。最下位にめげることなく来年以降も頑張ってほしいです。
3組目 カナメストーン(敗者復活)
3組目はカナメストーン。ラストイヤーでの敗者復活からの勝ち上がり。見事でした。ただ、SAKAMOTO的には好みではないな、という印象ですすみません。高い声のツッコミ、あまり好きじゃないのよ。。。お二人とも茨城県鹿嶋市出身で中学生時代からの仲。それが感じられるような息の合った漫才だなと思いました。
番組終了後のコメントで、なにがなんだか分からなかったとおっしゃってました。いや、絶対そうだと思う。あの短時間でなんのネタにするか決めて、ネタ合わせする時間なんてほとんどないなかで3番目の登場。それであのクオリティのネタはすごいです。
ネタとしては、ダーツの旅が中心のネタでした。村人がやられちゃったときはテレビ的に大丈夫か?って一瞬思ったけど「Uu~yeah!yeah!u~♪」でかき消されました。これはよく考えられてるなと思いました。ただ、そのあともこのメロディを使ってたのでここの裏切りもほしいなってちょっと思いました。得点は830点。平均は92.22点。最終順位7位。ラストイヤーなのでM1にはもう出られませんが、セカンドの方でまた見られるかもですね。キングオブコントとかの方が合ってるんじゃないかと思ったのですが、過去出場がないみたいなのでコントはしないのかな。漫才一筋。かっこいい。
4組目 エバース
きました。満を持しての優勝候補。筆者これは筆が乗ってしまいます。佐々木さんと町田さんのNSCからのコンビ。仲の良さから学生時代からの友人みたいとよく言われるそうです。二人とも学生時代は野球をしていて、野球ネタも多いです。特に佐々木さんは宮城県の強豪校出身。しかもキャプテン。やばすぎ。エバースを本当に楽しみたいならまず野球を知るべきですね。町田さんは高校まで続けていたそうですが、途中でやめてしまったとのこと。町田さんが辞めたすぐ後の大会で、チームがそこそこすごい結果(神奈川県ベスト32とかだったかな..?)を出したらしいです。それをちょっと誇張して、「自分もそのとき試合に出ていた。神奈川県でそこそこいい結果を出した。」とライブで言ったそう。そのエピソードを不信に思った佐々木さんはライブ後に詰めてみたらしく、案の定誇張がばれてしまい辱められてました。いつものエバースです。
さて、そろそろネタに行きましょう。車のネタでした。圧巻。完璧。大爆笑。エバースを追っている人なら分かると思いますが、やはりコレできたかという感覚でしたね。入りの時点で大勝利確定。車を用意したいという入りからあれよあれよとネタを展開し、最終的にとんでもない結末へ。大きな伏線回収や無駄なボケはせず、ただ目の前のボケに町田さんが独特の間でツッコミ続ける。その全てのくだりを外さない。全部ウケすぎてネタのクライマックスがどれか見失ってしまうほどでした。本当にネタ100:0か?と思うほどネタに入り込む町田さん。本人は否定すると思うけど、お芝居とか向いてそうだなっていつも思います。得点は870点。平均は96.67点。最終順位1位。(ファーストラウンド)平均でみると、歴代2位の得点だそうです。最終決戦は残念な結果に終わりましたが、来年以降もM1でエバースが見れることに喜びを感じています。和牛、さや香、オズワルドみたいになりませんように。。。ファンの身も持ちませんので。。
5組目 真空ジェシカ
5組目、真空ジェシカです。こちらも優勝候補。オッズはかなり低かったでしょう。5年連続出場は頭がおかしい。見つけたらうれしいどんぐりぐらいおかしい。ガクさんはもうネタ後のコメントで泣かないんですね。今大会を通して川北さんの存在感もちょっと薄かったかな?って思いました。ネタ1回しかしてないからか?
前がエバースだったので見ている人もまだエバースに飲み込まれていたのでしょうか、真空ジェシカの世界に入り込めない感じがありました。車のネタも若干かぶってしまってたし。終了後の配信でもガクさんは「ネタかぶってるの言わない方がよかったかな…」っておっしゃられてて、どっちだろう、、と私も思わず考えてしまいました。言わなかった場合、かぶってるな、、と思いながら見る人もいるなかで、言った場合、確かにかぶってるな、、と気づかせてしまうことも起きうる。ほんとに難しいと思います。ていうか、それを言うか言わないかの判断を笑神籤ひかれてから出番までの間に判断したの?それ以外にも考えとかなきゃいけないこといっぱいあるだろうに。すごすぎませんか。
ネタですが、入りから川北さん全開でしたね。もう一個上かと思った、、?何したらそれ思いつく?困るガクさんも最高でした。内容も、普通の自動車学校ではなくペーパードライバー講習と、ひねりながらも分かりやすい内容。(学生には分かりにくかったかな?)このあたり真空ジェシカですね。ピアノ弾く、ではなくてでかすぎるピアノをアンジェラアキさんが弾く、みたいな。真空さんのネタ解説は怖いのでこの辺にします。得点は844点。平均は93.78点。最終順位4位。最終的にドンデコルテにまくられてしまいましたが、出順次第で3位に食い込めたと思うだけに残念です。来年も決勝まで来るでしょう。6年連続、楽しみにしてます。
6組目 ヨネダ2000
6組目はヨネダ2000。こちらも筆者の推しでございます。3年前は衝撃でしたね。イギリスで餅つきってなんだ。このコンビも仲がよくて、学生時代からの親友感がめっちゃありますね。実際であったのはNSC入ってかららしく、トリオになったり、一度解散したりと紆余曲折の末にヨネダ2000に落ち着いたそうです。令和ロマンと同期とのことで、ライバル視とかしてたのでしょうか。してないか。
このコンビも個人的にはよくない出順だったかなと思いました。めぞんの次あたりならもっとハネたんじゃないかな。。前回の衝撃もあって、リズムネタに見飽きた感じも多少あったかもですね。あややとバスケの組み合わせ。本当に自由な発想で、ネタを見るたび不思議な気持ちになります。誠さんはお笑いをしてなかったら、何らかのアーティストとして大成しているか、地元のあのお店のおもろい人みたいな感じになってそう。愛さんはどこでもやっていけそうです。あのネタに合わせられるのは愛さんの柔軟性があってこそです。普通のコンビなら誠さんの変な行動にただツッコむだけの、漫才のプラットフォームから枠を出ないものとなっていたでしょう。高音が出ないとこ、気になってたので回収してくれてうれしかったです(笑)
得点は826点。平均は91.78点。最終順位6位。もっと伸びてもいいけど、今のネタでは最終決戦はいかないかな、、っていうのが正直な感想です。リズムネタは2022の衝撃を超えなければならないので、けっこう厳しいんじゃないかと思いました。ヨネダの渾身のしゃべくりとか見てみたいですね。入りでヨシダ2000って言わないのもすごいと思いました。
7組目 たくろう
さあきました。ダークホースとされていた今大会の王者。つかみが特徴的で、YouTubeとかで見たことある人も多かったのではないでしょうか。今回もつかみでウケてましたね。裸眼の怪獣て。なんかちょっと分かっちゃうし。ツッコミ不在の、分類で言えばシステム漫才になるのでしょうか。赤木さんのキャラクターは作られたものではなく、天性のものでしょう。現にネタ合わせはあまりしないそうです。赤木さんが焦れば焦るほどおもしろいだろうと。
このコンビは逆に出順がよかったかも。ドンデコルテの後とかに出てたら、初見のキャラの強さが薄まってたかもです。ネタも凄かったですね。ふつうボクシングが題材ならプレイヤーで進めるでしょ。アルファベット三文字から予想外の正式名称。これを言うだけで何でもウケるような仕組みになっていました。木村バンドさんの技術と赤木さんのキャラクターがあってこそですが。これは最終決戦でもいえることですね。
得点は861点。平均は95.67点。最終順位は2位。(ファーストラウンド)おそらく、ケチのつけようのない優勝だったでしょう。おめでとうございます。
8組目 ドンデコルテ
8組目はドンデコルテ。たくろうの熱も冷めやらぬ中での初決勝でした。個人的には、強すぎるキャラの漫才はあまり好きではありません。今年のTHEMANZAIで見たムネタとか。面白いとは思ったけど笑えませんでした。けどドンデコルテはひと味違いましたね。唯一無二のキャラクター。たくろうの赤木さんに負けない程のインパクトでした。
セミナー講師のような口ぶりから、私は国の認める貧困層ですとか想像できるか?そうきたか!って私はなりました。ネタも正直初めて見たので。デジタルデトックスも、現代にマッチした、とても分かりやすくかつニッチなところをついていて差別化がしっかりされていました。最初の所得のところがあるからこそ、渡辺さんがなにを言っても面白くなる。私も霧に包まれていたい。小橋さんのツッコミ技術も渡辺さんを引き立てていました。どうしても渡辺さんが目立つ構成にはなっていますが、ピンではあそこまで受けないでしょう。ただ、小橋さんはツッコミというよりは視聴者の代表みたいな感じがしました。小橋さんの発言でも笑いを取りにいけたらどうなのでしょう?渡辺さんの邪魔しちゃうか。難しいですね。
得点は845点。平均は93.89点。最終順位は3位。(ファーストラウンド)今後ドンデコルテは露出が増えることでしょう。このようなコンビは傾向として渡辺さんのみの露出がより増えると予想されます。テレビ番組には優秀なツッコミが多く、コンビで呼ぶ必要がないから。漫才で食っていくなら話は別ですが。一人でも通用するツッコミ技術を磨くか、コンビで出ることのメリットを示すか、小橋さんのこれからに注目したいです。
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